オープンリーゲイの国政進出!!

2019年7月21日に投開票が行われた参議院選挙で、オープンリーゲイで初の国政進出が叶いました。日本では、現在、地方自治体の市区町村議員を中心に11名のセクシャルマイノリティーを公表している議員がいますが、公表した上で当選した国会議員では初めてのことです!!

今回の選挙では、他に社会的弱者としてALS患者、脊損者の当選がかなった歴史的な選挙だったと思います。

あまり選挙や政治のことは書かないほうが良いかと悩みましたが、歴史的なことであると感じ書くことにしました。なぜ歴史的なことなのか、今後の期待は何か、課題は何か、それを伝えることに意味があると考えました。

せっかくなので、今回当選した石川大我氏プロフィールです。 (引用:石川大我公式ページ)

立憲民主党 前豊島区議会議員、 1974年、豊島区生まれ。明治学院大学法学部法律学科卒業。早稲田大学大学院政治学研究科修了。公共経営修士(専門職)。若者支援のためのNPO法人代表理事、参議院議員秘書を経て、2011年豊島区議会議員に初当選。日本において初めて公職に選出されたオープンゲイの議員として知られる。 英字紙The Japan Times 社説に「社会の周辺に追いやられた人々の声を、地方政治や国政に確実に届けられる政治家」と紹介される。2015年再選。著書に「ボクの彼氏はどこにいる?」(講談社)「好きの?がわかる本」(太郎次郎エディタス)ほか。2018年HERO AWARDにてShibananda Khan賞を受賞。

「同性婚実現」を掲げた初の国会議員誕生の意味

5年前の2014年第47回衆議院議員選挙では、ゲイであることを公表しながら石川大我氏が出馬するも落選しています。

しかし、今回の選挙では公表しかつ第1政策で「同性婚の実現」を掲げているにも関わらず、全国比例区で72,326票を獲得して当選しました。

2003年にトランスジェンダーを公表している上川あや氏が世田谷区議会議員になって以降、2011年の石坂わたる氏(オープンリーゲイ)が中野区議会議員に当選するまで公職に着くセクシャルマイノリティは殆どいませんでした。しかし2017年以降、市区町村議会議員や都道府県議会議員になるセクシャルマイノリティが増えてきました。とても良い傾向です。

そして今回、ついに国会議員が生まれました。

同性パートナシップ条例は2015年の渋谷区・世田谷区を皮切りに毎年、同性パートナシップ条例を可決する自治体が増えています。そして、2019年4月1日には9自治体が導入しています。こうした時代背景も今回の当選に大きく寄与していると思います。

LGBTをはじめとしたセクシャルマイノリティの当事者やその家族は、今の法律上では生きづらさを抱えている人がとても多いのが現状です。

今回の参議院議員選挙では、セクシャルマイノリティの候補者が2人いました。オープンリーゲイで初当選した石川大我氏とオープンリーレズビアンの増原裕子氏です。2人の当選はかないませんでしたが、国政選挙にセクシャルマイノリティがしっかりと出てきたことにまずは意味があると思います。

現在の日本では、日常生活で差別を感じる場面が数多く散らばっています。その当事者の生の声を国政に届け、1つ1つ変えていくためには重要な転換点だと考えます。

また、セクシャルマイノリティではない人達に存在を知ってもらい、考えてもらうためには大切なことだと考えます。

大切なことは、ようやくスタートラインに立てた、ということです。ここから、少しでも生きやすくしていくために、多様性を認める社会づくりをするためには、当事者を始めとして周囲の人々が長期的に見た活動が大切です。

長期的に考えた時、セクシャルマイノリティだけではなく、それ以外の多くの人にとって利益があり意味のあることでないと、本当の意味で当事者が生きやすくなることは無いと思います。